真実性の確保と TextLens
メールや Web で受け取ったファイルを取り込む場合、TextLens の訂正・削除の履歴だけでは、電子帳簿保存法が求める改ざん防止の措置になりません。事務処理規程を定め、規程に沿って運用してください(国税庁「電子帳簿保存法一問一答【電子取引関係】」問43)。
真実性の確保について、電子帳簿保存法が求める次の事項と、TextLens での対応を示します。
- 訂正・削除を行った事実と内容を確認できること(TextLens が訂正履歴に記録します)
- 訂正・削除の防止に関する事務処理規程を定め、規程に沿って運用し、備え付けること(規程は、お客様が定め、運用し、備え付けるものです。TextLens は、規程のひな型と、規程を作る事務処理規程画面を提供しています)
- 保存期間中に記録を消してしまわないこと(TextLens は、データを完全に消す機能を持ちません)
この記事は、TextLens というシステムが備えている機能の説明です。 お客様の税務上の取り扱いについては、所轄の税務署または税理士にご確認ください。
訂正と削除の記録(訂正履歴)
取引情報の訂正と、書類の削除・復元は、ドキュメント詳細画面の「訂正履歴」パネルに記録されます。 1 件ごとに、操作の種類(登録 / 訂正 / 削除 / 復元)、実行者、日時、取引年月日・取引金額・取引先名の変更前と変更後の値、訂正のときに入力した訂正理由が残ります。
この履歴は、後から消したり書き換えたりすることはできません。
取引時刻だけの変更と、受領形態の変更は、訂正履歴には残りません。
訂正履歴の見方は「訂正履歴を見る」、取引情報の訂正のしかたは「取引情報を確認・修正する」で説明しています。
事務処理規程を備え付ける
メールや Web で受け取ったファイルを取り込む場合、TextLens の訂正・削除の履歴だけでは、電子帳簿保存法が求める改ざん防止の措置になりません。事務処理規程を定め、規程に沿って運用してください(国税庁「電子帳簿保存法一問一答【電子取引関係】」問43)。
TextLens が配布している事務処理規程のひな型は、訂正履歴とあわせて使う作りになっており、次のように定めています。
- 保存期間中の訂正・削除は原則として行わず、やむを得ない場合に限り、申請と承認を経たうえで TextLens の画面で行います(第5条・第6条)
- 訂正・削除の実行者・実行日時・訂正前後の内容は訂正履歴に記録されるため、別に記録簿を設けません(第6条)
- 管理責任者が、少なくとも 1 年に 1 回、保管している申請書と訂正履歴とを照合し、申請書のない訂正・削除が行われていないことを確認します(第7条)
ひな型の文面は、当社において税務の専門家の確認を受けたものです。 ただし、適切な定め方は事業形態や取引の内容によって変わるため、そのまま備え付ける前に、自社の税務の専門家による確認を依頼してください。
規程の作り方は「事務処理規程を用意する」で説明しています。
ハッシュ値と保存した版の記録
TextLens は、原本ファイルと取り込んだ画像について、保存時に算出したハッシュ値と保存した版を、当社の内部管理として記録しています。電子帳簿保存法のタイムスタンプではありません。 ハッシュ値は、ファイルの内容から計算する値です。
ハッシュ値と保存した版は、ファイルを取り込んで保管するときに TextLens が記録します。お客様が操作する必要はありません。
原本ファイルは、受領形態に「電子データ」を選んで取り込んだ書類で保管されます(「受領形態を選ぶ」「原本ファイルをダウンロードする」を参照)。
TextLens は、外部の時刻認証局によるタイムスタンプの付与は行っていません。 日時の記録については「時刻の扱い」で説明しています。
削除した書類は元に戻せます
TextLens は、保存義務のある書類を誤って消してしまうことがないよう、書類やデータを完全に消す機能を持ちません。 削除は「一覧に出さない」という扱いで、削除した書類はあとから「復元」で元に戻せます。
- 削除した書類は、ドキュメント管理画面の一覧に表示されなくなります
- 取り込んだ画像は残ります
- 削除した記録と復元した記録は、訂正履歴に残ります
削除と復元の手順は「書類を削除する・元に戻す」で説明しています。